近頃読んだ本

「もしも宮中晩餐会に招かれたら」 という、私には全く無縁の本。
これが最高に面白い

でも、結構古い本です。
宮中晩餐会は司会進行も無く、天皇陛下と主賓が着席したら、やおら食事がスープから始まる。
それも、自分の分は自分ですくうのです

スープもそうだが、各人に料理が盛り付けられた皿が出される訳ではなく、
給仕人が運んできた大皿に美しく盛られた料理を、サーバースプーンとサーバーフォークで
自分が食べられる分だけ自分で取るという粗技・・・これは非常に恐怖です
64㎝の鱒を頭と尾を残し、中骨をとって・・・
お腹の中にスモークサーモンやら鱒やら練り上げた物を詰め・・・
鱒の皮を剥ぎ、そこに白いショーフロワソースをかけ・・・唐草模様を描き・・・
魚用の銀の大皿に盛り付け、
その脇に直径3㎝のパイ生地の器にキャビアがうず高く積まれた物を並べ・・・
そこにシャルベタンソースが添えられ・・・ 美しく飾り付けられた大皿から自分で取るんですよ~ 自分の白い皿に、美しく盛り付けられるのか???ナイフとフォークが並んだ食事というのは結婚式で経験済み

サーバースプーンやらサーバーフォークで取るのはバイキングで経験済み

これを足せばいいって事でもないですからね。
主賓が食べ終われば、貴方が食べ終わっていようがいまいが無関係に次の料理が運ばれて来るので、ナイフとフォークを八の字に置いても片付けられてしまうらしい。。。残念

結婚式に行く度に、「ナイフとフォークは外側から使うんだよ」
なんてことを訳知り顔で偉そうに

私は主人に言うのだが、
「これだよね」
「いや、これこれ」 なんてことを言い合っている夫婦です。
それもこれも並んで座るから言い合える事

宮中晩餐会は夫婦で並ぶ事は無く、テーブルの向い側に座るので、お隣さんは見ず知らずの人
というか偉そうな人。
ヒソヒソ話は出来ませんよ。。。

次男の結婚式

(ちなみに、宮中晩餐会の一人分の席幅は75~80㎝なんだそうで、、、狭いです)
※シャンパングラスも、宮中晩さん会は広口の平べったいグラスなんだそうです。
フルート型は相手から目線をはずして天井を仰がなくちゃならないですからね。
乾杯はお肉料理が終わって、サラダが出た後、デザートの前、
天皇陛下と主賓のスピーチが終わってからだそうですよ。
不思議なタイミング・・・って、イチャモンつける立場でも無いけど。
一緒にしちゃ申し訳ないが・・・クープ型シャンパングラス
